ごあいさつ

　仙水会会長の22回生三浦彰と申します。早いもので、会長職の任を賜りまして3年の月日が経ちました。その間にコロナ感染症の蔓延により、著しく世の中の活動が制限されて停滞が起こりましたが、コロナ感染症が2類から5類相当に変わり再び世の中が活気を取り戻すようになりました。しかし、決して昔と同じ世の中に戻るわけではなく、新しい価値観や行動様式が生まれたように感じております。

　さて、皆様は『百聞は一見に如かず』という諺をご存知だと思いますが、その先に続く言葉があることを知ってますか？ 次に続く言葉とは、『百見は一コウに如かず』という言葉です。一コウのコウは“考える”と言う字です。つまり見ているばかりではだめで、自分の頭で考えなさいという意味です。さらに続きます。『百考は一コウに如かず』次のコウは“行う”という字です。考えているばかりではだめで、実行することが大切という意味です。そしてまたその先に続くのが、『百行は一コウに如かず』次のコウは成功の功です。行動に移すことは大切ですが、ただ行動するのではなくそれを成功に結び付けることが大切という意味でしょうか。そしてまたその先に続く言葉があります。『百功は一コウに如かず』次のコウは何だと思いますか？  ・・・次に続くコウは“幸せ”という文字です。つまり、どんなに成功してもそれが幸せにつながる成功でなければならない。幸せに勝るものはない。幸せになることが生きていくための最大の目的ではないかと私は思っております。

　勿論、“何をもって幸せとするか”は、人生最大の命題であって、皆様もその回答を得るために日々努力を続けられていることでしょう。一つだけ言えることは、幸せになるための一番の近道は、“感謝する心“を失わないことだと私は考えております。

　仙水会会員の皆様が幸せな人生を歩んで行かれますことを祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。

2024年5月
仙水会会長
22回生　三浦　彰