8月4日の総会で正式に発足いたしました「明治学園仙水会」の誕生を記念して、シンボルマークと漢字のロゴタイプを作成いたしました。
それぞれの作品の意匠には様々なメッセージが織り込まれており、今後展開予定のグッズや通信物等で繰り返しお目に触れるにつれて、仙水会の名称共々、愛着を持っていただけましたら幸いです。
総務委員会
【 作家紹介 】
山内広告制作室 山内美樹 (やまうち みき)
北九州市小倉北区生まれ
アートディレクター・グラフィックデザイナー・コピーライター
ファーストリテイリング社「ユニクロ」と5年間専属契約など実績多数
【 作家のコンセプト 】
卒業生と在校生(未来の卒業生)が向き合って手を取り合う姿を、頭文字Mのシルエットに映した。
高潔・清貧、伝統的な文教地区のイメージを、直線のみのシンプルでアカデミックな造形で表現。
Mのイニシャルは、Meijiの頭文字であると同時に、Midori、Maria、Margueritを表徴します。同窓会名称の最多応募作品が「みどり」であったことを踏まえました。また、経営母体CNDが大切にし、在校生にも格別の親しみのある聖母および修道会創立者のイメージを喚起できれば、更に愛着を抱いていただけるのではないかと考えます。
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M字の谷間の造形に、創立者 安川敬一郎氏(あるいは安川家) のイニシャル Y が織り込まれています。(そのご子息で共同創立者の松本健次郎氏のイニシャルもMですね。)創立以来100年受け継がれてきた「M字に桜」の校章にもシンクロするデザインを起用することで、歴史の重みと創立者への感謝を込めます。旧明小ご出身の先輩同窓生にも配慮いたしました。
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中空に浮かぶ十字は、もともと卒業生と在校生が力を合わせる+(プラス)の意味で造形されました。もちろん、ミッションスクールの魂としての十字架が、強調されすぎない形で配置されることにもこだわってみました。80周年記念体育館を正門から眺めた風景は、地域のランドマークにもなっています。M字のデザインは同じように十字架を戴いた学舎(まなびや)に見立てることもできます。
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ALUMNI(アラムナイ)はラテン語由来の「同窓会」という意味で、 ALUMNAE(アラムニー)はその女性形となります。「ALUMNI」を同窓会総称とする学校(たとえばオックスブリッジや東京大学など)も多いのですが、女性によって経営され、多くの優秀な女性卒業生を輩出している母校ですから、現学園長のご助言も仰ぎながら21世紀らしい表記といたしました。
【 作家紹介 】
大庭三紀 (おおば みき)
北九州市若松区生まれ
d-cube Studio 代表
造形作家、書家、美術教育者
書を、故 大津賀真龍氏に、篆刻を王小愛氏に師事